4/1からハーグ条約に正式加盟

公開日:  最終更新日:2016/02/15

行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

 

日本は本日4/1にハーグ条約に正式加盟したと新聞等で報じられています。

 

◆ハーグ条約とは・・・?

ハーグ条約(国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約)は、国際結婚が破たんした夫婦の

子どもについて、原則として元の国に戻すよう定めた国際ルールです。国際結婚が破綻した日本人

が国外から子どもを(元)配偶者に無断で日本に連れ帰る事例に対し、日本政府は外国政府から

その解決を求められていました。

この条約に加盟したことで、中央当局(外務省)が仲介役になり、話し合いで解決するよう促します。

話し合いが不調になれば、東京または大阪の家庭裁判所が子どもを返すべきかどうか決めます。

子どもが拒否したり、元に戻せば親から虐待を受ける可能性があると裁判所が判断した場合は、

子どもを返すことを拒否できます。

 

◆ハーグ条約のメリット・デメリット

日本から国外に子が連れ去られるケースに関しては、これまでこの条約加盟国でない日本の中央当局

(日本では外務省)は子の返還要求を支援することができませんでした。こうした事例では、ハーグ

条約加盟で解決できる可能性が高まりそうです。しかし、たとえば夫との結婚生活が破綻した日本人妻

が、夫の同意を得ずに日本に子を連れ帰った場合、国によっては刑法上の誘拐罪にあたる可能性があり

ます。

 

その場合、妻の入国は難しくなりますから、ハーグ条約のルールによって、子を母親から半永久的に

引き離すことになることがあるわけです。また、元の国へ戻すことで虐待やDVの恐れがあるケースでも、

返還となってしまう可能性があります。

国内でも問題となっている一方的な子の連れ去り。この条約の加盟により、国内でもこれから何らかの

動きが見られることになるでしょう。


 
 

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