年金っていくらもらえるの?
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
◆公的年金とは?
国民年金・・・自営業者や学生などが加入。「第1号被保険者」と呼ばれています。
厚生年金・・・サラリーマン(厚生年金)や公務員(共済年金)などが加入しています。「第2号
被保険者」と呼ばれています。
そして、サラリーマンや公務員の被扶養配偶者(主に専業主婦)は、「第3号被保険者」として
国民年金に加入しています。
◆厚生年金と国民年金
勤務先を通して仮に厚生年金や共済年金に加入すると、同時に国民年金にも加入していることになり
ます。つまり、
『厚生年金に加入=国民年金+厚生年金』
『共済年金に加入=国民年金+共済年金』となります。
ちなみに、『国民年金に加入=国民年金』です。
◆では、いくらもらえるの?
○国民年金だけに加入していた場合
保険料を40年間納めて65歳から受け取れる金額は・・・
↓↓
夫 66、008円
妻 66,008円
夫婦合計 132,016円(平成19年度の年金額)
○厚生年金の加入期間がある場合
厚生年金を受給するには、原則25年以上の加入期間が必要です。厚生年金の加入期間が40年で妻
が専業主婦だった場合、標準的な老齢厚生年金額は、100,576円(平成19年度の年金額)
です。これを、国民年金額と合わせてみると・・・
↓↓
夫:国民年金=66,008円
厚生年金=100,576円
妻:国民年金=66,008円
夫婦合計=232,592円(平成19年度の年金額)
65歳からもらえる年金額は、厚生年金の加入者のほうがかなり多くの年金を受け取れること
ができます。また、厚生年金に加入していると、障害年金や遺族年金なども上乗せして支給されます。
夫や妻が自営業者または自営業を始める場合、自分が受け取る年金にも関わってくることなので、ある
程度の金額を把握しておくことは将来を考える上で役立つものになります。
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