仕事以外の時間は全部家族のためにあてているのに、妻が「足りない」というのはなぜ?

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親子3

行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

 

3歳と1歳のお子さんを持つお父さん。

そのお父さんは「妻が専業主婦のわりには、自分は家事や育児に協力的」

だという自信があります。休日はいつも子どもたちと公園に出かけて

遊んだり、時間に余裕がある時は家族の夕食を作ったりしています。

 

仕事以外の時間は全部家族のためにあてているんですが、

それでも妻は、『足りない、足りない』と言うんです。

こちらがどれだけ頑張っても『足りない、足りない』と。。

いったい、どういうつもりなのか…」とぼやきます。

 

夫は精一杯努力して家族のために頑張っているのに、

妻はそれを認めない。。そうすると夫婦の間に溝ができます。

この夫婦間の意識差の背景にはなにがあるのでしょうか?

 

 

◆男性の育児意識の変化

最近の調査では、3歳未満の子どもを持つお父さんの8割が、

子どもをお風呂に入れ、約6割が泣いた子どもをあやしたり、

食事をさせたり、オムツを替えるなどの子どもの世話に関わっています。

 

また、妻の年齢が30代・20代と若くなるにつれ、育児に関わる夫の

割合は高くなっています。

若い世代ほど、乳幼児期の子どもとお父さんの関わりがより深く

なっているようです。

 

しかし!

このような夫の育児への関わり方について、実は妻の満足度は

高くないという結果も明らかになっています。

 

末子0歳で夫の育児について「不満」と回答した妻は34%

3~5歳ではさらに37%に増え、

末子が小学校高学年になると50%の妻が「不満」

と回答しています。

 

 

◆妻は夫の子育てをどう見ている?

お母さんの共通意識として

「子育ての責任は夫婦双方にあり、子どもは夫婦2人で育てる」

といった考えがあります。これは、お父さんも同じように思っています。

 

しかし、実際にお父さんが子育てにどの程度関わるか?

という事については、お母さんの期待レベルは2つに分かれます。

 

Ⓐ育児を手伝って欲しい。(メインは母親でお父さんはサブ)

Ⓑ主体的に育児をしてほしい。(「手伝い」ではなく「育児」をやって!)

 

Ⓐのお母さんは、お父さんの育児への参加を、自分の負担軽減のために

求める意識があり、夫が「手伝う」という意識にもあまり抵抗や疑問を

感じていません。

 

一方、Ⓑのお母さんは、「手伝う」のではなく、お父さん自身が育児を

自分の仕事としてとらえ、妻の指示を仰ぐのではなく、主体的に動いて

欲しいという期待をもっています。

 

 

◆Ⓐ「メインは母親でお父さんはサブ」という意識のお母さん

母親が育児のメインの担当者であると考える意識には、

・一定レベルの育児水準を守ろうとする責任意識。

・母であることの自覚と自信

・家事育児を女性の仕事と考えて受け入れる意識

という意識があります。

 

お母さんは責任意識に基づき、育児においてお父さんに任せられない

と判断し、お父さんは自分をサポートするサブ担当と位置付けます。

そして、分業意識からお父さんの「手伝う」というスタンスの関わり方

を期待します。これはお母さんの育児における「縄張り意識」とも

言えます。

 

また、お父さんたちの育児意識は下記の4つに分類できます。

①癒しとしての育児

(子どもの存在によって自分の心の安定を実感)

②レジャーとしての育児、自分らしさの表現

(子どもと積極的に遊ぶことで、自分らしい育児をしているという実感)

③しつけ・教育のための育児

(子どもの成長に積極的に関わろうという意欲)

④家庭責任の分担としての育児

(親としてできることを妻と分担するという意識)

 

縄張り意識を持つお母さんには夫が①・②レベルで子どもとの関りが

休日に限定されていても許容されます。

 

 

◆Ⓑ「手伝い」ではなく主体的に育児をやって欲しいお母さん

一方で縄張り意識を持たないⒷのお母さんは、夫のレベルが

③しつけ・教育のための育児 

④家庭責任の分担としての育児

まで達していても、「手伝い」はしていても「育児」はしていない

判断してしまいます。

では、このお母さんは夫がどのように子どもと関わったら育児を

していると判断するのでしょうか?

 

まず夫は妻を介さずに子どものニーズをくみ取り、適切な行動をとること

が必要となります。

子どもをお風呂に入れる、食事をさせる、オムツを替える等々

は確かにお世話ですが、妻に「やって!」と言われて初めて行動するのでは

「手伝い」の域を脱しません。

妻の指示を仰がず、判断して対応する必要があります。

 

また、日常的に乳幼児のオムツを替えたり、お風呂に入れたりという行為を

するお父さんでも、妻がいない休日を赤ちゃんと2人きりで過ごすことが

できないお父さんは結構いらっします。

そして妻も「夫と赤ちゃんを残して半日外出することは不安でできない」

と言います。

 

赤ちゃんを長時間で1人で見るというのは、子どものリズムを考えながら、

その時の気分やペースを見極めながら食事を与えたり、お昼寝をさせたり、

遊ばせたり、不機嫌をなだめたり…といわば総合的マネジメントです。

 

「イクメン」と自負するお父さんでも、マネジメント面にはたずさわらない、

また妻が日常それをこなしていることに気づいていない人も多いのではない

でしょうか?

妻の指示を待ちながら夫が育児を「手伝う」場合、どんなに手伝っても

妻はマネジメントの役割から解放されることはありません。

妻は常に子どもの事を気にかけながら、夫に指示を出して末端の仕事を

やっている状態なのです。

 

 

◆専業主婦なら家事育児は妻の仕事!?

冒頭の3歳と1歳の子どもを持つお父さん。

「妻が専業主婦の割には、自分は家事や育児に協力的」と自己評価していました。

事実、この方はできる限り育児や家事を手伝っているのでしょう。

 

それでも彼の子育てが「足りない」という妻は、まさにⒷ手伝いではなく主体的

に育児をやって欲しいと思っており夫にはマネジメント役割もこなせるレベルの

子育てを求めてるのに、実際には「手伝い」レベルにとどまっており、妻が

マネジメント役割から解放されることがないと考えられます。

 

そして、夫は妻の要求レベルをⒶ育児を手伝って欲しいと見誤っており、

そこから夫婦間の意識差が生じているのです。

 

なぜ夫は妻の要求レベルをⒶと見誤ったのでしょうか?

それは、「専業主婦であれば家事と育児は本来妻の仕事だ」という意識が

根底にあるからではないでしょうか?

 

しかし、多くの専業主婦の妻たちは家事は自分の領域と認めても、

育児の責任は夫婦共同で負うものだという考えがあります。

それならば、夫にも主体的に育児をして欲しいという主張なのです。

 

特に夫の転勤、妊娠、出産の際に、本人の意に反して仕事を辞めざる

得なかった妻の場合、そして再び社会復帰を目指している場合、

より深いレベルの育児参加を夫に求めるのは自然のことなのです。

 

 

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