年齢別に見た離婚による子どもへの影響 

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子ども10

行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

 

親の離婚による子どもへの影響、特に3~5歳児の場合は、

男の子と女の子によって差が見られます。

例えば、この時期の子どもが感じる怒りの表現などは男の子と

女の子で違います。

 

◆怒りの表現が異なる女の子と男の子

女の子は、親に対する怒りを内に向け、極度に良い子になったり、

抑うつ気味になったり、またいつ機嫌が悪いといった表現を

することがあります。

あるいは怒りが自分に向かって顔をひっかいたり、下着をきつく

上に引っ張ったり、靴ひもをきつく縛るよう要求したりといった

軽い自傷行為をする場合があります。

 

一方、男の子の場合は、親に対する怒りが友達への攻撃的行為に

置き換えられたり、遊びの中で、スーパーマンや医者、ゴジラになったりして、

自己代理ともいえる子どもを危機から救う、といった行動を示すこともあります。

 

この年齢の子どもは、離婚の意味を何となく理解できる年頃ではあるのですが、

深く理解することはまだできません。また、親の別居や離婚に際して感じる

混乱や怒り、見捨てられたといった悲しみに、何とか対処するために

「否認のファンタジープレイ」という行為をすることがあります。

 

◆「否認のファンタジープレイ」とは?

これは、「この家は両親揃った家です」と執拗に遊びの中で繰り返される

こともあれば、父親の家出という事実にもかかわらず、ベッドに「パパ ママ」

というラベルを貼る子どもたちもいます。

こうした「否認のファンタジープレイ」は、子ども達を圧倒するような

怒りや混乱、悲しみから身を守っていると言えます。

 

 

6~8歳の子どもを持つ親が離婚した場合、その子ども達は悲しみが

どの時期よりも深い年齢と言われています。

それは、離婚の原因を自分のせいだとは思いませんが、

 

「もし自分がもっと良い子だったら、あるいはもっとかわいい

だったら、パパやママは出て行かなかったのではないだろうか?」

 

という思いが非常に強い時期だからです。

その結果、親に見捨てられたという気持ちが強くなってしまいます。

 

こうした「見捨てられた」という思いに加え、現実では父親が出て行き、

シングルマザーとなった母親も多くの場合は働きに出て行くため

二重の喪失体験をすることが多いのです。

また、別居・離婚後に引っ越しするケースもあるため、住み慣れた環境や

学校の友達を失うこともあります。

 

こうした二重・三重の喪失体験をした子どもが示す症状には、

作り話盗みそして過食という行為がみられます。

背景には情緒的飢えが共通していると言われています。

 

◆親もフォローが困難になっている

このような子どもへの対応としては、まず監護親がどんな小さなことでもよいので、

その子の望みに注意を向け、飢えている気持ちを満たしてあげる、という

根気強い対応をすることが大きな救いとなります。

 

しかし、離婚直後はその親も抑うつ状態に陥っているケースもあるため、

子どもは1人でこうした情緒的飢餓感を引きずることになり、離婚の影響を

長引かせることにもなってしまいます。

そういった状況の中で、別居親との面会交流が続けらていて、その過程の中で

 

「父親(母親)は、別れ住んでいても自分のことを

変わらず愛し続けてくれている」

ということを知ることができれば、それは子どもにとって大きな救いとなります。

 

 

9~12歳という年齢は、道徳観・正義感が強く、白黒をはっきりさせ、

グレーゾーンが許せない年齢です。

両親が離婚した場合、その責任はどこにあるのか?

またより深く傷つき、子どもの忠誠とサポートを必要としているのは

どちらの親なのかといったことを自分で判断し、その結果として

「良い親」同盟して、「悪い親」へ復讐するという関係が生じる

場合があります。

 

そのため、この時期の子どもを味方にすれば、とても心強い存在になりますが、

一方でそうした子ども心を利用して味方に取り込み、他方の親を子どもの

世界から排除した場合、やがて子どもが青年期になった時に、自分を片親から

疎外させた親に嫌気がさし、良い関係を維持することができなくなる危険

もあります。

 

この時期の子どもの特徴としては、

「身体は大きくなっても、心はまだまだ子ども」

ということを忘れないようにする必要があります。

したがって、同居親に味方する気持ちの背後に見え隠れしている

『別居親に対する愛情や接触を続けたい』いった思いを察してあげ、

別れて住む他方の親を愛すことに後ろめたさを感じさせないように

することが何よりも大事だといえます。

 

◆離婚は家族の時間を奪ってしまう

離婚後のより深刻な問題としては、家族のそれぞれが、自分のやるべき

ことをこなすだけのゆとりのない生活になってしまうことです。

ゆっくりと家族が自分の思いを語り合ったり、人生について語り合ったり

いうことがない生活は、自分が感じていることを表現することを困難にしたり、

更にはそもそも自分が感じていることが何なのか?を感じることさえ困難

にしてしまいます。

 

こういった状況の時に、別居親と継続的に良い関係が維持できていれば、

同居親もゆとりを持つことができ、子どもにとっても救いとなります。

離婚後に他方の親に対する怒りにいつまでもとらわれるのではなく、

別居親と一緒に子育てをしていくことによって、生活にゆとりを

取り戻すことは、離婚を選んだ親の子どもに対する責務といえる

かもしれません。


 

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