夫の「手伝ってやった!」というドヤ顔と「信じられない!」という妻の怒り
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
ある男性からの相談。
「週末に、いつもよりも熱心に家事を手伝った。
妻から褒められて当然なのに、なぜか妻の機嫌が悪い」。。。
話を伺うと彼はこれ見よがしに
「一生懸命洗い物手伝ったんだけど、わかってくれた?」
とドヤ顔で妻に自慢して言ったそうです。
すると、三人の子どもの母親で、平日はパート勤務している妻は、
信じられないとばかりに顔を怒りでゆがめました。
「なぜ妻はあれほど怒ったのだろう?」
翌日になっても彼は釈然としません。
それを見た妻は
「自分の家をきれいにしただけなのに、
『手伝った!』と恩着せがましく言うなんて、どういうこと?」
と夫に言い返したそうです。
◆日々欠かせない単調な作業だから影響も大きい
男性も女性も家事をめぐるもめ事から学ぶところは
たくさんあります。それは、妻が洗い物や洗濯掃除など
をする回数を増やしてほしいと夫に頼んでも解決に
つながらない場合があります。
なぜなら多くの女性にとって、夫婦関係における
主導権の源は、家計の切り盛りと子育てにあります。
そうした本来の活動領域を守ろうとする姿勢が女性には
少なからずあります。これらが夫との結婚生活に亀裂を
生じさせている可能性もあるのです。
夫に頼むのであれば、夫自身が家事に手を出すのを認めること、
そしてやり方は夫にまかせて、自分と違うやり方をしても
文句をつけたりしないことも大切です。
そして、男性にとっては家事をめぐるもめ事を解決できれば、
結婚生活を改善するだけではなく、ストレスを減らして
健康をもたらし、さらには妻とのセックスの回数が増える
可能性もあるのです。
◆家事労働の男女格差
あるデータでは、結婚すると女性が家事労働に費やす時間が
70%増え、逆に男性は12%減少します。
また、共働きの場合、女性が長時間働くほど、男性が家事
をする時間が増えます。
それなら、女性がキャリアを追及し、男性が家にいる場合
(主夫を除く)はどうでしょうか?
この場合、男性がほとんどの家事をこなすという役割の
交代はまず起きません。それどころか、
妻が働いて夫が無職でも、妻は依然として家事の
大半を担うというデータがあります。
また、妻は少なくとも夫の2倍の時間を家事に費やすという
結果がでており、女性が外で働く時間が増えるにつれ、
家庭内の労働にかける時間は少なくなって、代わりに
男性が家事をする時間が増えますが、夫がすべての家事
を引き受けるには程遠いようです。
冒頭に出てきた男性相談者。
妻に対してドヤ顔で「手伝ってやった!」と伝えるよりも、
何も言わず家事を済ましたほうが妻へのポイントは高そうです。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
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