夫婦問題 「自己分化」を高めること

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コスモス1

行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

 


家族カウンセリングには「自己分化」という言葉があります。

この「自己分化」とは、私たちが情緒的にも知性的にも

多様な機能を細やかに働かせられるようになる内向プロセス

ことです。

 

 

◆「自己分化が低い」ケースとは?

例えば、「自己分化が低い」ケースとは、情緒と知性が

融合してしまうため、

 

・感情的に振る舞いやすい

・対人関係において過度に依存的になる

・周囲を感情的に巻き込んだり、巻き込まれやすくなる

・相手を一方的に排斥しまいやすくなる

などです。
 

 

◆「自己分化が高い」ケースは?

逆に「自己分化が高い」

 

情緒的に豊かである。同時に、

・知性をバランスよく機能させることができる。

・自立的で場に応じた感情コントロールに優れてる。

などです。

 

したがって、自己分化度の高い夫婦よりも、低い夫婦の

ほうが離婚の危機は生じやすくなります。

そして、それが低ければ低いほど混乱や紛争が深刻になり、

離婚の悪影響が長引きます。

 

◆自己分化は世代を超えて伝達されやすい

また、この「自己分化度」は世代を超えて伝達され、

人は自分と同じ程度の自己分化度の配偶者を選びやすい

とされているので、ある家系では次々と離婚が繰り返される

こともあります。

自己分化度が低い夫婦ほど、そもそも結婚生活自体に問題が

蔓延しているので、そこで犠牲になる子どもたちのケア

も必要になります。

 

いずれにしても、夫婦関係の修復をはかり良好な結婚生活を

長続きさせるためには、お互いが共通の困難に対処したり、

乗り越えたりすることを通じて、自己分化を高めていく

努力が必要ということになります。

 

しかし、実際には・・・結婚当初から夫婦の自己分化度に差が

あったり、結婚生活を通じて一方の自己分化度が高まり、

他方の自己分化度が相対的に低くなるというケースもあります。

 

このような場合は、離婚を切り出した自己分化の高い側の配偶者は、

離婚により自分らしさを取り戻し、新たな人生を前向きに生きていく

ようになるケースも多いようです。

 

逆に、自己分化度が低い配偶者のほうから離婚が主張されるケース

がありますが、そこには、相手を巻き込むための駆け引きであったり、

現実から目を背けて過度に他罰的になっていたり、自分の甘さ

を満たしてくれない相手を排斥してしまったり・・・

などという心理が働きますので、離婚がさらなる不幸を招いて

しまうことも多いようです。

 

 

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