母性神話と母親の孤独

公開日:  最終更新日:2019/09/17

子ども8

行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

ブログや掲示板には、子育てする母親の孤立感がいかにキツイか、

という記事をよく目にします。

今は地域の自治体などではそういった母親に向けての公的サービス

を色々と行っています。

しかし、それも知らないまま追いつめられてしまって

いるお母さんもいます。

また、子育てに対して、夫もそこまで協力的でないため、

ますます孤立感が深まっている現状もあります。

特に子育て世帯は地域のコミュニティから孤立しがちに

なります。

また、家のことで他の人たちに助けを頼むのはであり、

周りに頼むのがとてもつらいと感じているお母さんは

多いのではないでしょうか?

実際、子どもが熱を出したりしたときに誰に頼むかと尋ねると、

7割くらいが実母、

お姑さんが4割

くらいで、公共の保育所とか、病児保育は2割程度と少なく、

子育て世帯にとって近所に身内や実家があるということが

いかに重要かがわかります。

そんなお母さんたち、みなさん真面目な方が多いのです。

それまで毎日毎日、仕事をやっていた人が仕事を辞めて、

子育てと全面的に向かい合います。

しかし、授乳前後で子どもの体重が増えるかどうかを毎日測って、

そのグラム数を記録したりするうち、頭がおかしくなりそうに

なってしまったり、

子育てサークルに入ってはみたものの、そこはお受験系でいたたまれ

なくなったり、幼稚園ママ同士だと、子どもが同じ年なので

ライバル関係になったりして、息が詰まるなど。。

周りのママ友たちと比べてしまい、公的な支援があると

知っていても、それを利用してしまうと

「自分は母親として失格なんだ」と思い、できれば

利用したくないという方も多いのかもしれません。

◆「母性神話」で苦しむ母親

2010年に大阪で風俗店に働く23歳のシングルマザーが

3歳と1歳の二児をマンションに置き去りにし、餓死させた

「大阪二児置き去り死事件」。

あのお母さんは、あれだけ孤立しているにもかかわらず、

そして夜のお商売で預け先なども紹介されているにもかかわらず、

結局、預けきれませんでした。

家庭内に公的なものが入ってきて、自分の日常に負荷をかける

ということ自体が、もう耐えられなかったようです。

ある程度納得してしまうと公的な支援を使いこなすことは

可能ですし、それだけの社会資源はあるのですが、

そういうことを良しとしない、またはできない状況にある

お母さんたちの見えない孤立状況はどんどん深まって

いるように思います。

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