【面会交流】 揺れる子どものこころ

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XEN7615021

別居中、もしくは離婚後に、離れて暮らす親から面会交流の申し出があった場合、

子どもの気持ちも揺れ動きます。

例えば、小学校低学年の子どもの場合、離れて暮らす親から面会交流の申し出が

あったことを伝えると、最初は、

「別に会わなくてもいいけど・・・」

との返事。

 

「会うのが嫌かな?」と聞くと、

「そんなこともないけど・・・」

と言葉を濁しました。

 

それで面会交流について色々な事例の話をしていくと、

「近くの公園で遊ぶのだったらいい・・・」

「でも、会ったら、家に一緒に行こうとか言われると思う・・・。

そういう時はどうしたらいいの?」

と、少しずつ親と会ったときのイメージを自分の頭の中で描いていきます。

 

両親が離れて暮らす中で、離れて暮らす親に会うことは、子どもにとって、

これまで経験したことのない場面です。

小学生低学年でも、両親がお互いに不満を持ち、場合によっては憎しみや

怒りといった激しい感情を持って別居に至っていることを知っています。

 

そういった子どもの状況の中で、 たとえ同居親が、

「会ってきていいよ。全然平気だから」と、

背中を押してくれたとしても、離れて暮らす親が今、どういう気持ち

でいて、面会交流を申し出てきているかは見えません。

それに加えて、離れて暮らす親が今、

 

・どんな生活をしていて、子どもに対してどんな気持ちを持っているのか?

・自分を同居親から取り戻そうとしているのか?

・ただ会いたいと思っているだけか? 

 

など、わからないことばかりです。

なので、「お父さん(お母さん)に会いたい?」

と聞いても、

「別に会わなくてもいいけど・・・」

という答えしか返しようがないのです。

 

この答えを聞いて、

「子どもが会いたくないと言っていますから、面会交流は無理です。

子どもに無理をさせたくありません!」

と早急な結論を出してしまうと、子どもの真の意向を受け止められない

ままに終わってしまうことになるかもしれません。

両親の別居という哀しい経験の中で子どもが何を感じ考えているかを

十分に配慮することが親としての重要な役目でもあるでしょう。

 

 

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