暴力とは? 男はどうしたらよい? さいご
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
「暴力とは?男はどうしたらよい? その2」からのつづき
◆被害者が被害を認識していないことがある。
被害者がみずからの被害を認識していないことが、男女間暴力でもあります。居場所を確認するために、
男子が女子の携帯に1日に何度も電話をしたり、メールをよこしてくる例があります。初めは女の子も
「愛されてる!」などと喜んでいますが、次第に困惑し、それは苦しみに変わっていきます。
◆若いカップルの例
20歳になったばかりの女の子と、1・2歳上の男の子。ともに専門学校生。ある日、女の子は男の子
から「結婚しよう」と言われます。20歳になったばかりで、将来設計などまだ考えていなかったので、
はぐらかしていると、男の子からメールが怒涛のように送られてきました。
「起きた?」「朝ごはん何食べた?」「いま電車?」「授業休講だったね?」「お昼は誰と一緒なの?」
「何時に帰る?」「この後何するの?」。。。女の子は一つ一つ返事をしていたら他のことをする時間が
なくなるので、時々しか返事をしないでいると、男の子から「何で返事しないんだ!」と怒りの電話
がきます。そうでなければ、教室の前で待ち伏せ。将来のために勉強もしたいので、女の子が「ちょっ
と距離をおきたい」とメールを打ったところ、「別れるつもり?絶対別れない」というメールが100通
届きました。
女の子は「どうしよう」と戸惑いながらも、「毎日メールをくれるなんて、愛されているのね。私の彼な
んてぜんぜんくれないのよ」という女友達の言葉に、「そうかなぁ」と納得していたといいます。彼女は
被害を被害として認識していませんでした。しかし、途中から苦しくなってきます。苦しくなって
初めて、被害を被害として感じはじめていたということです。
◆愛情か?支配欲か?
「妻や恋人に離れてほしくないという気持ち。それは愛情なのか?支配欲なのか?」
と聞かれた場合どうでしょう?
「妻や恋人が自分から離れるのはいやだ。そんなことは恐ろしい。絶対離れないように
させたい」
という気持ちは愛情と支配欲どちらにも解釈ができそうです。しかし、それにより相手を苦しめている
かもしれません。そんな場合は、自分で判断せず相手に尋ねてみます。パートナーが自分の言動に愛情
を感じるか?それとも、苦しみを感じるか?返ってくる返事が一番確実な答えかもしれません。
◆では、男はどうすればよい?
男性は「あれもダメ、これもダメ」と言われて、「じゃあ、男はどうすればよいのか?」といいたくなる
こともあります。そのヒントは「相手の動きに敏感になる」ことかもしれません。相手が何か言いた
そうだったら「何かあった?」と聞いてみたり、元気がなさそうなら声をかけてみたり。
また、男女間の関係は少し「窮屈」なくらいの方が良いのかもしれません。それは相手に気を使って
いる証拠にもなっていると言えます。そしてそれは愛する他者と暮らすために支払わなければならない
代償なのです。
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