増えている妻からのモラハラ 被害を解決するためには…?
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
最近では、妻からモラルハラスメントを受けている
男性からの相談が増えています。
このような家庭内でのモラハラ、この加害者と関わって
しまったら、その経験から得るところは何もありません。
せいぜい、自分自身のことがいくらかわかるようになる
くらいなのです。
この問題を解決する最終的な方法は相手と別れることなのです。
問題解決としては、
①自分がモラル・ハラスメントの被害を受けていると認識する。
②相手と対立する。
③信頼できる人を見きわめる。
④法律に訴える。
です。
◆①モラハラであると認識する
被害者がまず最初にしなければならないことは、加害者によって
責任がすべて自分に押し付けられていたことに気付くことです。
それから自分が感じている罪悪感はとりあえず脇において、
この問題を冷静に分析してみることです。
そのためには、相手に寛容になりたいという自分の理想を捨て、
自分が愛している(または、かつて愛した)相手は性格的に
障害を持った危険な人物だと認識して、何があっても自分の
身を守らなければならないと考えを改める必要があります。
被害者が加害者の支配から抜け出さない限り、
身を守ることはできません。
また、加害者にどんな感情を抱いていたとしても、加害者が自分にとって
危険で、悪意のある存在だと認める必要があります。
加害者から非難されたときに、被害者は弁明をする必要はありません。
弁明をしたとしても、揚げ足を取られたり、ミスをつかれたり、あるいは
善意までねじ曲げられて、結局は新たな攻撃の材料に使われてしまいます。
一番いいのは黙っていることです。
また、加害者は相手の言ったことは間違いだと思っているので、
何を言っても疑いを抱きます。時には相手の言葉を悪意に解釈したり、
嘘ばかりつくと相手を責めることもあります。
こうしたことを考えれば、被害者は相手と話し合ったり、弁明したり
しようとしない方がいいのです。
もし、相手と話す必要があれば、第三者を仲介にたてるべきであり、
どうしても直接、言葉を交わさなければならない時は、どう対応するか
時間をかけてゆっくり考えてみることです。
◆②相手と対立する
加害者に支配されていたせいで、被害者はそれまで相手とうまくやろうと
努めすぎていたところがあります。
なので、モラハラに被害から身を守ろうと思ったら、ここは対応の仕方を変え、
対立を恐れず断固とした態度で臨む必要があります。
被害者の態度が変わると、最初のうち加害者は攻撃を激化させ、
ますます挑発してきます。そうやって相手に罪悪感を持たせよう
とするのです。
「あなたには同情心というものがないの?」
「あなたみたいな人間とは話をすることができない」
そんなことを言ってきます。
しかし、ここでためらってはいけません。被害者は身動きできない
状態から抜け出し、相手との間に対立を引き起こさなければなりません。
状況を変えるためには被害者が行動にでるしかありません。
そしてこの対立は支配から抜け出すきっかけとなって、被害者に活力
を取り戻させます。
事態を解決するためには、また少なくとも改善するためには、
相手と対立しなければならないのです。
その時期が遅くなるほど、支配から抜け出すためには激しい対立が
必要になります。
◆③信頼できる人を見きわめる
被害者は相手に対して心理的に抵抗しなければならなくなります。
しかし、それをするには誰かの支えが必要です。
しかし、逆に言えば、どんな状況にあろうと、たったひとりでも
被害者を支持してくれる人間がいれば、被害者は自信を取り戻す
ことができます。
しかし、ここで注意すべきは、家族や友人、あるいは仲裁に
入ろうとする人たちの助言です。
そういった人たちは自分自身、加害者に影響されている可能性
があり、中立的な立場で助言をしているとは限らないのです。
ちなみにモラハラの被害を受けると、まわりの人間のうち
誰が本当に信頼できるのかわかることが多く、たとえば、
身近に思っていたある人はその人自身が加害者に操られていて、
被害者の言うことを疑い、逆に非難したりします。
また状況がまったくわからない人々はこの問題に関わろう
とせず、逃げることを選びます。
そういったなかで、本当に信頼できる人は、
被害者を裁くことなく、いつでも役に立とうとそばに
いてくれる人です。
何があろうと、自分自身でいることができる人です。
◆④法律に訴える
モラハラの状況から逃れようと思ったら、一番良い方法は相手との接触
を断つことです。結婚している夫婦であれば離婚という選択肢があります。
お互い話し合いによる協議離婚は困難になるため、調停など法律に頼る
ことになるでしょう。
法的な判断はあくまでも証拠をもとに行われます。
しかし、モラハラの場合は証拠を取っておくことが難しく、
またそれを証明することも困難なケースが多いのも事実です。
日々の日記や相手から発せられた悪口、中傷、態度などは
メモ程度でもよいので記録に残しておくことです。
それらは離婚理由を証明する際、証拠となりあなたを守ってくれます。
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